9/26(金)舞踊室にて。第19回公演『物怪東西掩蔵噺』(もののけとうざいえんぞうばなし)稽古。ド頭(冒頭)からシーンを暫定で作っていく。役者は台本を持ちながら、立って動いてみる。時代物で、アクション(殺陣)も入る為、皆なかなか勝手が掴めずに四苦八苦している様子。ただヒントはある。台本の中に。私の出番の時に、演出はストップをかけ、こう聞いてきた「今、どんな状況?」そうだ、今自分の役はどんな状況に置かれているのか。それを理解し、身体に落とし込めば、おのずとふさわしい芝居になる筈だ。その為には台本をよく読まねばならない。幸いにも今回はオリジナルなので、劇作者は稽古場にいる。‐俳優になるな。想像上の状況の中に存在するものに感応する人間となれ‐(サンダンス・マイズナー、米国の演技指導者)by ウスイ